書籍『Linux教科書 LPICレベル1』についてインフラエンジニアの私がお話いたします。

本日は「Linux教科書 LPICレベル1」通称「赤本」についてお話いたします。 この本は私がLpicLEVEL1を取得した際に使っていた本です。 購入を悩まれている方はぜひ本記事を参考にしていただければと思います。

この本の特徴

本のタイトルになっている通り、Lpicの教科書と呼べる一冊です。 前半はLpicLEVEL1の101試験の内容、後半は102試験の内容となっております。

ほぼ文章と説明で構成されており、各章の終わりに問題があります。 高校の時に使っていた教科書のような構成です。

この本のレベル

この本の内容をすべて覚えれば確実に合格できると思われます。 ページ数が多くLpic試験の範囲をすべて網羅していると言っても過言ではありません

ただ、難易度といたしましては、知識0の初学者の人には、 理解しにくい内容が結構出てきます。量も多く、IT知識が全くない人が この本から学習を始めると挫折してしまう可能性もあります。

もし、「この本を買ったけど分からないことが多い」、 「しっかりと理解できない部分があるけど学習を進めている」という人は、 『かめ本』から学習を進めることをオススメいたします。

1週間でLPICの基礎が学べる本-インフラエンジニアが進める知識ゼロでも挫折しない本

かめ本はスケジュール通り進めれば1週間で終わりますので、 すぐに資格を取りたい人にもオススメできます。 かめ本についての記事も書いているので良ければご覧ください。

組み合わせて使うとよい本

本書はLpic試験のほぼすべてを網羅し、すべて覚えれば合格できると思われますが、 問題がほとんどないためインプット中心の学習になってしまいますので、 効率はあまりよくありません。

そこでこの本と合わせてPing-Tというweb問題集を使うことをオススメします。 Pin-Tは、試験で問われる問題を的確にとらえているという印象でした。 Ping-Tには模擬試験があるのですが、そこで80点後半を取れれば、 合格できる可能性は高いです。

参考といたしまして、私はPing-Tの模試で 80点後半をとっていて、テスト本番は680/800ぐらいでした。(合格点は500点)。

教科書と問題集の二枚看板で学習を進めるのが一番効率が良い学習法だと思います。 正直なところをいうとこの二つの教材で合格はできると思います。 教科書を復習して、Ping-Tの模試で80点を超えるようにしましょう。

LpicLEVEL1について『Ping-t』の評価と何割ぐらい取れれば試験本番で合格できるか-現役インフラエンジニア解説

この本を終えたら

先ほど述べた通り、この本とPing-Tを使って学習すれば合格できる可能性は十分にあります。 「赤本の内容も覚えた。Ping-Tの模試も毎回80%を超えている。だけど不安」 という方は、『Linux教科書 LPIC レベル1 スピードマスター問題集』がおすすめです。

「白本」とか「スピマス」とか呼ばれている本です。記述問題もある、 難易度がやや高い教材です。スピマスに関して書いた記事がありますので、 そちらで詳細を説明しておりますのでぜひご覧ください。

書籍『Linux教科書 LPICレベル1 スピードマスター問題集』の評価-インフラエンジニアの私が語ります

最後まで読んでいただきありがとうございました。