ponerse, vestirse(着る),quitarse, desnudar(脱ぐ)の違い

こんにちは 今回は、「着る、脱ぐ」についてのスペイン語を紹介致します。 実は、この単語の意味、用法には明確な違いがあり、間違って使うと とんでもない誤解を招いてしまうことがあります。 今回は、「ponerse, vestirse(着る)」「quitarse, desnudarse(脱ぐ)」に ついて、例文を交えながら、紹介していきます。

「ponerse, vestirse(着る)」の違い

ponerse」が、日本語の「着る」に一番近い表現です。 目的語に、服、ズボン、帽子、靴などを置くことができます。 前置詞などは特に不要です。

例文
ponerse el sombrero
帽子をかぶる

一方、vestirse」は、日本語の「着替える」に近い表現です。 『出かける準備をするために、服を着て、ズボンをはいて、靴をはく』。 「vestirse」は、これら一連の動作を含んだものです。 ですので、具体的な目的語は必要ありません。

× Se viste una ropa(彼は服を着る) ← 目的語「una ropa」がいらない

〇 Se viste

〇 Se pone una ropa.

それでは、例文を見ていきましょう。

例文

例文1.
Se pusieron el traje para trabajar.
彼らは、仕事に行くためにスーツを着た。


例文2.
Se vistieron para salir de casa.
彼らは、出かけるために着替えた。


例文3.
Pongate los zapatillos.
靴を履いてください。

※命令形を丁寧な言い方(~してください)にする場合、動詞は接続法の形にします。 この場合、主語は「Usted(あなたさま)」なので、三人称単数の形で正しいです。


例文4.
Te vistas en diez minnutos.
十分以内に着替えて支度しなさい。

※こちらは、普通の命令形の形です。


例文5.
Vistió su bebé.
彼は、赤ちゃんに服を着させた。

※「vestir」だと「服を着させる」という意味になります。

「quitarse, desnudarse(脱ぐ)」の違い

端的に言って、desnudarse」は「全裸になる」ということです。 なので、間違って使わないようにしましょう。

「quitarse」は、「ponerse」の反対なので、「ponerse」と同様の使い方です。

再帰代名詞を使わずに「quitar」だけだと脱がせるという意味になります。 この場合の使い方は、「脱がせる人を間接目的語」、「脱がせる服を直接目的語」として 置いてください。

例文
Le quité el abrigo.
彼のコートを脱がせる。

「quitar」と同様に、「desnudar」は「全裸にさせる」という意味になります。

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例文1.
Se quitó la chaqueta por qué hacia calor.
暑かったので、彼はジャケットを脱いだ

※「hacce calor」で「暑い」という意味です。
英語同様、天候については三人称単数の形になります。


例文2.
Me desnudé para ducharme.
シャワーを浴びるため、服を脱いだ。


例文3.
El barbero le quitó el abrigo.
美容師は、彼の服を脱がせた。


例文4.
Desnudaste tu bebé.
あなたは赤ちゃんの服をすべて脱がせた。

本記事は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。

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