こんにちは。 今回は、「conocer,saber, saber de(知っている)」の違いについて説明していきます。 三つ同時に比較すると訳が分からなくなりますので、 まずは「conocer」と「saber」の違いを説明して、 そのあとに「saber」と「saber de」の違いについて説明していきます。
- 「conocer」と「saber」の違い
- 「saber」と「saber de」の違い
「conocer」と「saber」の違い
結論から言うと「conocer」は経験、「saber」は知識です。
「あの人と知り合いだ」という時は、「conocer」を使いましょうと習ったと思います。 これは、実際に、あの人に会ったことを体験しているから「conocer」を使うのです。 また、「あの場所知ってる」という時、その場所に言った経験があるなら「conocer」, 行ったことがなくて、単に情報を知っている、 つまり知識があるという場合は「saber」を使います。
しかし、「saber」の後に固有名詞は置くことができません。 ですので「saber Tokyo(東京を知っている)」とはできないのです。 その固有名詞の何を知っているのか明確に述べなければなりません。
× Sé Tokyo
↓
〇 Sé donde es Tokyo.
東京がどこにあるのか知っている。
〇 Sé como es la vida de Tokyo
東京の生活がどのようなものか知っている。
例文1.
Luis conoce Madrid.
ルイスは、マドリッドに行ったことがある。
例文2.
Yo conozco a su familia.
私は、彼の家族と知り合いだ。
※人を目的語にするときは、前置詞「a」を使わなければなりません。
例文3.
Sabes los nombres de su familia.
彼の家族の名前を知っている。
例文4.
Quiero conocer la vida de Tokyo.
東京の生活を知りたい。(東京の生活を体験してみたい)
例文5.
Quiero saber como es la vida de Tokyo.
東京の生活を知りたい。(体験して知るかどうかは不明)
「saber」と「saber de」の違い
「saber」は、その知識があり、またそれを使いこなせるときに使います。 一方、「saber de」は、それについて詳しいという時に使います。
と言っても、ニュアンスの違いは微妙です。 間違って使っても全然通じると思います。 私は、「saber de」というのは使ったことはなかったですが、 ネイティブの先生に指摘されることはなかったです。
Saber cine.
映画についての知識があり、作ったりできる。
Saber de cine.
映画業界に詳しい。
本記事は以上となります。最後までご覧いただきありがとうございました。皆様のスペイン語学習がうまくいくことを祈っています。
「saber」は、後ろに動詞の原形を置いて「~できる」という意味になります。 では、「poder」との違いは何でしょうか。 それについて述べさせていただいている記事がありますので、良ければ、見て行ってください。
「saber, poder(できる)」間違いやすいスペイン語
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