近年、インターネットの成長が目覚ましく、「インフラエンジニアに 興味に転職してみたい」という人や興味を持っている人も多くなってきたのでは ないでしょうか。今日は現役インフラエンジニアの私が「インフラエンジニアに 向いている人」や「未経験からの転職」についてお話いたします。
インフラエンジニアとは
インフラエンジニアとはサーバやネットワークについて扱うお仕事です。 という言われても未経験の方にはサーバと言われてもイメージがつかめないと思いますので、 具体的に説明させていただきます。サーバやネットワークについてある程度知識がある人は 次の章にスキップしてください。
サーバについてですが、サーバとは情報やデータをサーブ(serve提供)するシステムです。 あなたが今見ているこの画面もサーバから、文字やプログラミングコードなどの情報が 送られ、表示されています。
あなたが使っている携帯のアプリなどの後ろでもサーバが動いておりますし、 社内アプリテ・社内システムの後ろでもサーバが動いております。
仕事内容
仕事内容は大きく分けて以下に分けられます。 それぞれ詳しく説明していきます。
- 1.上流工程(設計・構築)
- 2.下流工程(運用・監視・保守)
1.上流工程(設計・構築)
0からシステムを構築していく仕事や顧客からの依頼で システムの設計を変える業務が主なものになります。 具体的には、顧客の要望や予算から、どの機能を実装するか などを話し合い、設計していきます。
構築についてはもちろん、外部のサービス、ソフトウェアなどを 取り入れて設計していくことも多々あるため、幅広い知識が求められる 難易度の高いお仕事です。
ですので、未経験からいきなり上流工程の仕事につくことはまずありません。 ある程度、保守運用の仕事をして経験を積んでからこちらの仕事に就くことが多いです。
2.下流工程(運用・監視・保守)
今動いているシステムが正常に動き続けていることを見守るお仕事です。 と言われると簡単そうですが、エラーが起きた際のトラブルシューティング、 調査、アップグレード、システムの改築、問い合わせ対応など様々あります。 もちろん、職場によってはエラーが起きない限り、ほとんど何もしなくても良い というところもあります。
インフラエンジニアに向いている人
- 1.自分で調べる能力がある人
- 2.学習意欲があるひと
- 3.論理的、数学的な考え方が好きな人
1.自分で調べる能力がある人
トラブルシューティングする時などに原因の踏査を行いますが、 見たことないエラーログや前例のないエラー・前例があるけど 若干異なるエラーなどが起きることも多々あります。
その場合、社内資料を読み漁って対処したり、googleなどを使って 類似のケースの対処法がないかなどを調べなければなりません。 その時に必要となる能力です。
2.学習意欲があるひと
IT系は覚えることが多いです。インフラエンジニアはサーバ関連だけでなく、 ネットワークの知識、データベースの知識、クラウドの知識などなど 幅広い知識を持って初めて一流です。
トラブルシューティングの原因を調査するため、 プログラミングコードを読むこともあるかもしれません。 ITで生き残るためには学習意欲は大切です。
3.論理的、数学的な考え方が好きな人
インフラエンジニアは、膨大の量のデータから原因を探したり、類似のケースを 見て問題解決を行ったりと論理的思考力が必要になる場合があります。
インフラエンジニアに向いている人についてお話ししましたが、 上記に述べた能力は業務経験を通じて身に着けられる能力です。 ひとつづつ学んでいくことが大切です。
どうすれば未経験からインフラエンジニアになれるのか
- 1.資格をとる
- 2.自分でシステムを作って触ってみる
- 3.志望動機をしっかり考える
1.資格をとる
一番明確で分かりやすい方法です。資格は非常に数が多いので、 どの資格をとればいいか分からないという人も多いと思います。
私個人としては、CCNA、Lpic(LinuC)あたりがおすすめです。 初学者でも目指すことができ、知名度も高く、業務にも使える資格だからです。 資格について詳しくお話している記事がありますので、ぜひご覧ください。
インフラエンジニアの就職に有利な資格5選。その次に目指す資格もお話しします-現役エンジニアがご紹介
2.自分でシステムを作って触ってみる
初学者は「そんなことできるわけないだろ」と思うかもしれませんが、 実はそれほど難しくはありません。 環境を作って、自分でコマンドを打つくらいならすぐ終わります。 参考までに私がIT企業に入社する前に独学でやったことを二つお話いたします。
1.webアプリの作成
ドットインストールの動画でアプリの作り方を学び、 googleのいろんなサイトの記事に書いてあるコードを参考にして、 様々な機能を実装し、クイズアプリを作りました。
ドットインストールは月1000円程度で様々なプログラミング言語の講義が見放題で、 アプリを作ってみる講義もありますので非常におすすめです。気になる方は下記URLから見に行ってみてください。 いくつかの講義は無料会員で見ることができます。
2.自分のPCに仮想環境を作ってコマンドを打って遊びながら学習
使った教材は図書館にあったLinixの本です。 仮想環境は一見大変そうですがそうでもありません。 図書館に置いてある初心者向けのLinux本に書いてありますし、 先ほど説明したCCNA、Lpic(LinuC)の資格の本の冒頭にも書いてあることが多いです。
自分でできるかどうか不安な方は、スクールなどを使うのも一つの手です。 私も人から教わっていた時期もありましたので。近年ではスクールに通うのも 主流になってきています。
料金が安いけどしっかり学べるインフラエンジニアスクール ー 現役インフラエンジニアの語り場
3.志望動機をしっかり考える
IT系の面接ではIT業界の仕事内容について多少知っておかなければ答えに困る質問をされることがあります。 例えば、「会社に入って具体的にどんな仕事をしたいか」などです。これはITの仕事内容についてある程度知っておく必要がある質問ですし、 会社の仕事内容についても知っておく必要があります。 しっかり調査したうえで面接に挑むのがベストです。
本記事は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。