インフラエンジニアの就職に有利な資格5選。その次に目指す資格もお話しします-現役エンジニアがご紹介

インフラエンジニアはサーバやネットワークを扱うお仕事です。 サーバやネットワークはいまや欠かせない存在になっていますし、 今後も需要が伸びていくようなお仕事です。インフラエンジニアは需要が高いため、インフラエンジニアとして働きたい、 インフラエンジニアに興味があるという人も多いのではないでしょうか。

ですが、ITについて全く知識のない人は「どんな資格があるのか」「どんな資格をとれば 就職転職に有利なのか」について分からない人もいると思います。 本日はインフラエンジニアの私が初学者が取得するべき資格を 紹介致します。またその次に目指す資格についてもお話いたします。

1.国家資格-基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、システム全般の知識、用語などを問われる 試験です。信頼性の高い資格で、未経験で持っていると 心強い資格です。難易度は未経験でも頑張って勉強すれば取れる資格です。 ネットワーク、サーバ関連だけでなくITの用語やシステム関連、若干の計算問題が でてきます。問題を見たい方は下記URLにて、過去問を見ることができますので、 見てみてください

https://www.fe-siken.com/fekakomon.php

ほかのサイトを見てみるとITパスポートをお勧めしているサイトを 多々見つけましたが、個人的にはITパスポートは採用時にあんまり 評価されないと思ったので、基本情報技術者試験を紹介させていただきました。 ITパスポートはITの入り口のような試験です。もし、基本情報技術者試験 が無理そうなのであればITパスポートから勉強するのもありです。

基本情報技術者試験の上位資格は応用情報技術者試験になります。 難易度は非常に高く、持っているとかなり評価されると思います。

2.ベンダー資格

ベンダー資格とは、簡単に説明すると民間が出している資格のことです。 英検のようなものだと思ってください。

2-1.CCNA

ネットワーク通信やサーバ関連の知識に関する資格です。 非常に知名度の高い資格です。会社の研修などでこちらの 資格学習を採用していることもよくあります。 業務で使う知識だったり、コマンドの知識だったり、実践的な知識を学ぶことができます。 配線などの知識も扱います。下記URLでCCNAの参考問題を見ることができます。

https://www.it-ex.com/distribution/securitynetworksolution/ciscobiz/ccna-rs/

上位資格はCCNP、CCIEとなります。CCIEまで行くとかなり重宝される人材になるでしょう。 参考までにそれぞれの平均年収は以下のようになります。

CCIE 3.8年以上 630万 ~ 994万円
CCNP 1.7年以上 499万 ~ 707万円
CCNA 1.2年以上 343万 ~ 522万円

引用:https://www.infraexpert.com/info/network13.html

2-2.LPIC・LinucC(レベル1)

Lpic・LinucCはOSやサーバに関する資格です。LinuxOS関連の資格なので、 コマンドの問題が多数出題されます。このコマンドは実際の仕事でも 使うことが多いです。 CCNA・LPIC・LinucCは 試験範囲が重なっている部分が結構あります。 ですので、まずどれか一つをとれば他の資格を取りやすくなります。 LPIC・LinucCは、特に重なっている部分が多いです。というのも 作っている会社が同じだからです。LinucCの方が後に出ています。 知名度的にはLPICの方がまだ高いです。

Lpic、LinuC は101試験と102試験がありますが、一次試験と二次試験のようなものです。 出題範囲は全然違います。下記URLから参考問題を見れるので、ぜひ見てみてください。

Lpic:https://lpic-study.com/ LinuC:https://linuc.org/study/samples/

資格をとった後の話ですが、 この二つの資格は、LEVEL1、LEVEL2、LEVEL3となっています。 ですので、まずはLEVEL1を取得しLEVEL2、LEVEL3と 目指していくことになるでしょう。

3.クラウド

ここからは少し難易度があがります。クラウドとは、簡単に説明すると自社内にサーバなどのリソースを持たなくても インターネットを通じて、サーバやサービスを必要な時に必要な分だけ利用することができる仕組みのことです。機器代の節約にもなりますし、必要なスペックや機能を持ったリソースやサービスなどをインターネットを介してすぐに使用することができます。また、セキュリティ面でも高い水準をみたしているものが多く人気があります。

近年、このクラウドが非常に注目されており、クラウド優先で考える クラウドファーストという言葉もあります。クラウドの資格についてですが、 やはり多少ネットワークを知っていることが前提の資格が多いため、今まで話してきた資格をまず先に取得し、クラウドの目指すとよいでしょう。

3-1.AWS 認定クラウドプラクティショナー

AWSは、クラウドの中でもトップシェアを誇るサービスです。 サーバ、データベース、ストレージ、分析、動画、サイト、AI、Iotなど 100を超えるサービスを提供しております。需要も高く、資格を持っていれば 重宝される人材になれるでしょう。

AWSは全部で12種類の資格があり、クラウドプラクティショナーが最も 基礎的な資格になります。この資格を取得したら、 AWSソリューションアーキテクトアソシエイトがおすすめです。 難易度は結構上がりますが、人気の資格です。ソリューションアーキテクトアソシエイト 保有者の平均年収は540万と言われています。

3-2.Azure基礎 Azureファンダメンタルズ

続いてはAzureに関する資格ですが、Microsoft Azureは、マイクロソフトの管理するデータセンターを通して提供されるクラウドコンピューティングサービスです。読み方はアジュールです。 こちらもAWS同様、100を超えるサービスがあり、注目されているクラウドです。

Azureファンダメンタルズは、Azureの中で最も基礎的な資格になります。 この資格を取得後は、Azureアドミニストレーターアソシエイトか Azureデベロッパーアソシエイトを目指すことになります。 個人的には、Azureアドミニストレーターアソシエイトが Azureについて網羅的に学べるのでお勧めです。デベロッパーアソシエイトは、 デベロッパーつまり開発者向けの資格になります。

ITの資格もほかの資格同様、一筋縄では取れない資格です。もし独学でとるのが難しいようなら、 スクールに通ったり、Udemyの資格取得の講義を受けてみるとよいかもしれません。私も講義動画で資格勉強してましたので

料金が安いけどしっかり学べるインフラエンジニアスクール ー 現役インフラエンジニアの語り場

本記事は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。