本日は「IT業界やめとけ」と言われる理由を現役エンジニアが解説します。
まず最初に、私の経歴をお話しますと、 塾業界から、IT業界に転職し、 現在インフラエンジニアとして働いています。
他業界にいた経験もありますので、 IT業界のみの経験の方より、 客観的にお話しできると思います。
最初に申し上げますが、「IT業界やめとけと言われる理由」については、 IT業界のすべての会社に当てはまるというわけではありません。
悪いことばかりではないため、IT業界のいい点も 述べさせていただきます。
IT業界やめとけと言われる理由
1.残業がある、土日勤務がある
あなたは、IT業界についてどういう印象を持っていますか。 効率的で業務が自動化され、忙しくないと思っている人も多いのではないでしょうか。
Youtubeなどの動画でエンジニアの話を聞いていると、 プログラミングをして大金を稼いでいる人や 仕事をラクにするコードを紹介している人がいますが、 ごく一部です。
実際、IT企業に勤めている人にとって、長時間労働などはよくある話です。 なぜ長時間労働などが多いのでしょうか。
理由はシステムは24時間動いているからです。 インフラエンジニアは 様々な、複数のシステムを監視する必要があります。
問題が発生すれば当然残業の必要も出てきます。
それだけでなく、納期もあります。これは、どのITエンジニアにも あてはまるでしょう。これも残業が生まれる原因の一つです。
2.常に変化し続ける業界
40・50代は転職が難しい業界、働くのが難しい業界など 聞いたことはないでしょうか。(私はそうは思いませんが)
その理由が、常に変化が求められる業界だからだと 私は思います。
IT業界は、0からすべてを作り出すわけではありません。 サーバの監視を自動でしてくれるソフトウェア、 自動でメールを送ってくれるソフトウェア、 条件を満たすとサーバを自動構築してくれたりするクラウドサービス、 コードを打たずにクリックでコードを簡単に作れるシステム、 などなど、すでにある便利なものを使って仕事をすることが多いです。
そして、そのシステムたちに大幅なアップグレードの実施、 新機能が追加されたり、古い機能の廃止などが起こったらどうでしょう。
その機能の使い方について勉強しなければなりません。 一度スキルを身に付ければ終わりという業界ではないのです。
3.常に勉強が必要
前の章にてお話しした通り、IT業界は変化し続ける業界です、 変化は小さいものから大きいものがあります。
運が悪ければ今まで自分が使っていたシステムより 良いシステムが現れ、自分の身に着けたスキルが水の泡に なるケースもあります。(ほとんどないですけど(笑))
また、ITエンジニアは出世すればするほど、 スキルを身に付ければ身に着けるほど、 さらに勉強しなければなりません。
インフラエンジニアだと分かりにくいと思うので、 専門外ですが、プログラマーを例に例えて説明します。
プログラマーは、最初はプログラミングさえできれば 良いかもしれませんが、深い仕事になると サーバーの知識も必要になると思います。 サーバについて知るにはインフラの知識が必要です。
複数の言語で書かれているシステムの仕事をする場合は、 新しい言語の習得も必要となる場合もあります。
このように、深く入っていけばいくほど勉強することが 増える業界でもあるのです。
4.納期があり、忙しい
開発の仕事では納期が遅れれば、 アプリのリリースが遅れます。 運用面では、納期が遅れれば、 システムが最悪停止してしますことがあります。
このように納期を先延ばしにできない理由があります。
職場によっては複数のプロジェクトがあり、 多くの納期に追われることもあるでしょう。
5.未経験だと給料が低い
IT業界は勉強して、多くのスキルを 身に着ける必要がある業界です。
ですので、未経験から仕事ができるまでにするためには 企業内で充実した研修が必要になります。
未経験を採用するには、多少リスクがあるわけです。
そのため、未経験で入社すると給料が低い場合が ほとんどです。
IT業界のここがいいというポイント
1.誰にでもできることじゃない
ITは、いい意味でも悪い意味でも高いスキルが求められる職業です。 そのため、スキルがあり、ITでの業務経験がある人は、 重宝されます。
ITの職場も才能やセンスだけの世界ではありません。 努力や業務の慣れでスキルは格段に上がっていきます。 未経験でも、数年間働けば転職需要も高くなり、 食いっぱぐれることは、ほとんどなくなります。
2.スキルさえあれば、高給の職場へ転職が容易
スキルと持ったITの業務経験がある人は、転職需要が高いです。 今までの倍以上の給与をもらうのも夢ではありません。
IT業界は、人手不足と言われています。 この人手不足は、スキルを持った人が足りないという意味です。
未経験は、あふれかえっていますが、スキルや業務経験を 持った人材は枯渇しているのです。
3.職場・事業形態によっては自由度が高い
ITは、セキュリティ上現場で働く職場が多いように 感じますが、仕事内容によってはリモートも 十分にあります。私も現在完全リモートで働いています。
さらに、フリーランスでも高給をもらえるような職種なので 納期さえ守れば好きな働き方を選択できる場合もあります。
私の知り合いにシステムの運用でフリーランスの方がいますが、 監視を自動化し、問題が起きた場合のみ働く方や プロジェクト単位で複数の会社と短期契約で稼いでる人もいます。
スキルさえあれば、働き方の選択が増える業界です。
実際エンジニアはラク?現役SEの私の感想
最後に私の感想を述べさせていただきます。
結論から言うと、IT業界に来てよかったと思っています。 前の職場、教育業界がブラックだったからかもしれませんが、 とてもホワイトだと思います。
もちろん、イレギュラーなことは起こりますし、 忙しい時もあります。覚えることは前の職場より多いです。 しかし、それを考慮に入れても以前に比べてホワイトな職場だと思います。
また、業務を通じてスキルが身についているのが 分かり、とても充実しています。未経験なので、 給与は高くないかもしれませんが、 前の職場よりは高いです。(笑)
以上、本日は「ITやめとけと言われる理由」について お話いたしました。皆様の参考になればと思います。 最後までご覧いただきありがとうございました。