LpicLEVEL2(Lpic202)を働きながら一か月で取得できたので勉強方法についてお話します。

Lpic202は試験内容の難度と広い試験範囲から Lpicの中でもトップレベルに難易度が高いと言われています。

残業が多い会社でしたが、一か月ほどの勉強で合格いたしましたので Lpic202試験の勉強法や試験内容についてお話いたします。 ぜひとも参考にしていただけますと幸いです。

まずは私のスペックからお話いたします。

  • 前職は塾講師
  • プログラミング言語を独学でアプリを作成
  • 作成したアプリをポートフォリオとしてSESの会社で入社
  • AWS上のサーバの運用保守の業務を一年間行う
  • Linux構築経験なし

上記のようにLpic202の知識は全くありませんでしたが 一か月の勉強でLpic202を合格いたしましたので勉強法についてご紹介しようと思います。

1.Lpic202試験の試験内容について

LpicのLevel2はLevel1と異なりかなり実践的な内容となっており、覚える量や 学習にかかる時間もLevel1とは全然違います。

私が覚えている202試験の具体的な内容については以下の通りです。

  • Apache
  • Nginx
  • プロキシサーバ
  • LDAP
  • Active Directory
  • SSLや暗号化
  • DNS、レコード
  • メールサーバ

どれも実際にサーバでよく使われている機能ばかりで、Linuxサーバの業務をしている人は身近に感じるような 機能ばかりなのではないでしょうか。

サーバの保守運用をしている私の感想ですが、上記はどれも聞いたことがあるものばかりで、 学習してよかったと感じております。保守運用の業務で役立つことはもちろんのこと、 構築などの上流の仕事だとさらに役に立つ資格と思われます。

ただ、どのIT資格試験にも言えることですが資格に合格しても一からすべて構築ができるようには なりません。多分私もできません。調べながらやっていいと言われたらできそうですが。

資格試験により概要や仕組みなどは理解できますが、実際に構築に携わってきた人ほど深い知識を 得るのは難しいです。資格取得をして構築を実際に行うことで他より優れたエンジニアになることが できると思います。

2.Lpic202の勉強法

ここからは私が行ったLpicの学習法についてお話いたします。 ぜひ参考にしてください。

2.1.使用した教材

使用した教材は以下の三つです。

  1. (赤本)Linux教科書 LPICレベル2 Version 4.5対応
  2. Ping-T
  3. (白本)Linux教科書 LPICレベル2 スピードマスター問題集 Version4.5対応

それでは順番に説明いたします。

(赤本)Linux教科書 LPICレベル2 Version 4.5対応

これは教科書や参考書です。この教材だけで合格するのはほぼ不可能ですが、 内容が非常によくまとまっており、説明も分かりやすいと感じました。

この教材だけでの合格が難しいと思ったのは試験に出てこない内容もあり、 分量が多く、すべて覚えるのが難しいのでアウトプットできる問題集の教材を使わないと 合格は難しいと感じたからです。

しかし、子の教材は非常にまとまっているため、問題集で分からないところや 「あれってどうだったっけ」と思った時にすぐに復習することができましたので 重宝していました。

Ping-T

https://ping-t.com/

学習に欠かせないのがアウトプットができる問題集の教材です。 Ping-tはインターネットの問題集です。的中率はそこそこですが問題の解説は役にたったと思います。 例えばコマンドを問う問題の解説で、その問題だけのコマンドだけではなく、 関連コマンドも載っている表が表示されるので、他のコマンドもまとめて復習することができて、 コマンドの知識はほぼ完ぺきになりました。

(白本)Linux教科書 LPICレベル2 スピードマスター問題集 Version4.5対応

こちらも問題集になりますが、若干難易度は高めと思われます。 Ping-tの学習を終えた後に使用しましたが、正解率は半分くらいでした。 ですが、解説も分かりやすいもので間違った問題も理解できるようにしっかり解説されている教材です。

次にこれらの教材をどのように進めていったかをお話いたします。

2.2.勉強の進め方

では、上記の三冊の教材をどのように進めていったのかについてお話いたします。

赤本

まずは教科書である赤本を一通り読みました。ここで気を付けないといけないのは こまめに復習を行うことです。しばらく間が空いてしまうとその分復習にも時間がかかってしまいます。 ですので、私は一日一章ずつ進めて行って、次は前日に学習した章と新しい一章を学習する形で進めていきました。

もちろん量が多いので、前日の章と新しい章の学習が終わらない日もあります。 そのときは復習を優先してください。時間がない時は、前日の章と新しい章の半分の学習と言った感じです。

あと前日の章の復習に時間をかけすぎないようにしてください。前日の内容なので、 割と覚えてますのでさくっと復習しちゃいましょう。

勉強を進めるときはアウトプットしながら進めてください。1,2ページ進んで 何の学習をしたか思い出して、思い出せなかったら見返してみるとかです。 アウトプットを挟むと全然違います。実際に環境を作成してコマンドを打ちながら勉強とさらに良いと思います。

Ping-t

Ping-tは、単純に問題と解説を繰り返すだけです。間違えた問題はあとで復習できるように なっているので復習の面でも、かなり良い教材です。私は章のすべて問題を正解した状態にして次の章に進むようにしてました。

私が気を付けていたことは『分からない問題、うろ覚えの問題は意図的に間違えるということ』です。 中途半端な知識だと試験でのミスにつながるので、偶然やなんとなくで正解の状態にして 復習をおろそかにすると本番で困るかもしれません。

Ping-tの章ごとの問題を終えたら、模擬試験を行ってください。 模擬試験で連続で80%以上を5回とれるようになれば十分合格レベルに近いと思われます。

白本

白本は余裕があって絶対に一発合格したい人はしてください。 実をいうと私はそんなにこの教材をやっておりません。一通り解いてみて、 間違えたものを一回解きなおしたぐらいです。

ですので、余裕があって一発合格したい人は行う程度で大丈夫と思います。

3.余談-Lpic Level2を取得しようと思った理由

LpicLevel2を取得しようと思った理由は仕事でLinuxを使用することが多かったのもありますが、 webサーバ、アプリケーションサーバなど様々な分野で長年linuxが使用されており、 今後も必要になる知識だと思ったからです。

IT業界は新しい知識を求められる分野が多いですが、Linuxは数十年使われ続けているため、 今後も需要はなくならないと思いました。

本記事は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございます。 勉強頑張ってください。

LpicLEVEL2(Lpic201)を働きながら一か月で取得できたので勉強方法についてお話します。

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