客先常駐型(SES)はブラック企業?-現役SESがメリット・デメリット・SESがやめとけと言われる理由を解説。

本日は客先常駐(SES)の働き方についてお話いたします。 客先常駐に興味がある人、これから客先常駐になる人は ぜひ参考にしていただければと思います。

1.SESとは

SES(システムエンジニアリングサービス)は委託契約の一種で、ソフトウエアやシステムの開発・保守・運用などの特定の業務に対して技術者を派遣する技術支援サービスのことを指します。簡単に言うと 派遣会社のITエンジニア版と言ったところです。

SESはブラック?

結論から申し上げます。SESエンジニアは会社の形態上残業などは あまりなく、サービス残業もほとんどありません。そういう点では、 ホワイト企業と言えるでしょう。

ですが、SESは一応希望を聞いてもらえますが、希望する客先を 自分で選ぶことができません。ですので、業務内容、勤務場所に関しては、 選択権がなく、自分のやりたい仕事ができるかどうか分かりません。

では、まずなぜ残業が少ないのか。派遣先(客先)はあなたが所属している会社に いくらで人を派遣してもらい、残業する場合はいくら払うという契約を します。派遣された人に残業をしてもらう際、客先があなたが所属している会社に さらに費用を払う必要が発生します。

ですので、客先は派遣される人には残業をしてもらいたくないのです。 そのような仕組みで残業は少なくなります。もちろん派遣された人に サービス残業をさせれば、契約違反になるため大変なことになります。

残業が少なく、サービス残業がない。という点ではSESはホワイトと言えるでしょう。

SESのデメリット

勤務場所、仕事を選べない

デメリットの一つ目は、最初にお話しした通り、派遣されるエンジニアは派遣先について希望は一応聞いてもらえますが、希望する勤務場所に 派遣されるとは限りません。ただ、希望は聞いてもらえますので、 さすがに東京の勤務地希望で東京以外の勤務地に派遣される可能性は ほとんどありません。もちろん会社によりますが。

ですが、自分の思い描いていたキャリアアップを実現できないということも あります。自分がどういうエンジニアになりたいか、 何の仕事をしたいかは会社にはっきり伝えましょう。 でないと自分が望んでいない職種の職場に配属するということも あります。

重要な仕事は割り当てられないこともある

二つ目のデメリットは高度な仕事は任せてもらえないことがあります。 特にIT未経験で入社した人にあてはまります。客先からしてみると 派遣されたひとは。やはり派遣された人です。 根幹の仕事は自分の会社の社員に任せるのが自然です。

ですが悲観することはありません。スキルを身に付ければ 重要な仕事をまかされるようになります。 資格の勉強や独学でITの勉強を続けてスキルを身に着けていきましょう。

高給になりにくい

デメリット三つ目は高給になりにくいということが挙げられます。 客先は派遣元の会社に契約の費用を支払い、営業手数料などが引かれ、 その利益の一部が給料としてあなたに支払われます。これは普通の派遣会社にも当てはまることです。

SESのメリット

ここからはメリットを上げていきます。

研修がしっかりしているところが多い

SESのメリット一つ目は研修です。派遣先に文句を言われないために、 派遣元は研修で知識を身に着けた人を派遣する必要があります。

ですので、研修をしっかり行い、知識を身に着けさせることが派遣元の会社では 重要な課題になってきます。私の会社も研修は充実しておりました。

入社しやすい

研修がしっかりしているため、また客先では根幹の仕事を任されにくいため、 未経験でも入社しやすいというメリットがあります。

IT未経験者は、まずSESでスキルを身に着け、客先の社員に昇格したり、 転職をするというキャリアアップをする人が多くいます。

まとめ

本日の記事は以上になります。 客先常駐型の会社に入社する際は以下の二つを気を付けましょう。

  • 1.自分の希望、自分の思い描くキャリアアップをしっかり会社に伝える。
  • 2.スキルアップのためにITの学習を続ける。

以上を貫けば自分の思い描く仕事に将来つける可能性がぐーんと上がります。 最後までご覧いただきありがとうございました。

IT未経験の私が、1か月で、LPIC レベル1を合格できたので、使った教材や勉強のやり方、合格の目安をお話いたします。

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