本日は、『Linux教科書 LPIC レベル1 スピードマスター問題集』 通称『白本』『スピマス』という書籍について お話いたします。
私もLpicを取得した際に使っていた教材です。購入を悩まれている方は ぜひ本記事を参考にしていただければと思います。
この本の特徴
この本は問題集であり、問題とその解説という構成になります。 教科書ではなく、難易度が少し高いので初学者にはあまり向いていない書籍だと思います。
問題の量は充実しており、Lpicの試験で実際に出題されそうな記述問題もあり、 Lpic対策の本としては良本となっております。問題の量は多いですが、 『Linux教科書 LPICレベル1』を学習し終えている方であれば、 まる三日、まる四日あれば、復習までできると私は考えています。 実際、私もそのくらいでした。働きながらだと一週間ぐらいを目途にすれば 良いと思います。
この本のレベル
難易度は少し高めです。Lpicの勉強をある程度やって総仕上げで使うのが良いでしょう。 どのくらい難易度が高いかと言うと、Lpic本番の試験の点数が680/800(合格点500)だった私が 最初にこの本を解いたときに正答率3,4割くらいだったレベルです。
実際、次の章で取り上げる『Linux教科書 LPICレベル1』と『Ping-T』を しっかりやっていればこの本を使わずとも合格は十分に狙うことができると思います。
ただ、本番で記述問題が出題されることやLpic本番で問題の難易度が低いものから 高いものまで出題されることを考慮に入れると試験前にやっておきたい書籍です。 一発合格を狙っている方にはオススメです。
この本をする前に使うべき書籍
Linuxに詳しくない人がこの本からLpicの学習を始めると挫折すると思います。 この本での学習の前に以下の二つの教材について学習しておくことをオススメいたします。
・Linux教科書 LPICレベル1
・Ping-t
・Linux教科書 LPICレベル1
Lpicの教科書です。文章や説明が主な構成となっております。 『Linux教科書 LPICレベル1』に関する記事も書いておりますので、 詳細はこちらをご覧いただければと思います。
書籍『Linux教科書 LPICレベル1』についてインフラエンジニアの私がお話いたします。
・Ping-t
web問題集になります。500~600問ほど問題があったと思います。 間違えた問題を復習できるなど弱点克服にもなりますし、 図解での解説があったりして、とても使いやすいです。 Ping-Tに関する記事も書いておりますので、ぜひご覧ください。
LpicLEVEL1について『Ping-t』の評価と何割ぐらい取れれば試験本番で合格できるか-現役インフラエンジニア解説
この本の使い方
最初に解いてみて3割ぐらいしか得点が取れなくても落ち込まないでください。 680点で合格した私ですらそのくらいの得点率でした。使い方としましては、 章ごとに解いて、まる付けをして、解説を読む。それだけです。
間違えた問題はしっかりと復習をして2周目、3周目では9割以上を とれるようにしていきましょう。
この本を終えたら試験に行くべきか
『Linux教科書 LPICレベル1』と『Ping-t』、そして本書を終え、 復習も万全で内容を覚えた方は試験に行ってください。 落ちる要素がありません。
試験本番では、難易度が異常に高い問題が出てくることがありますが、 それは捨てても良い問題なので気にしないようにしましょう。 あとで問題を見返せるようになっておりますので、あまり固執せずに 最後まで解ききってください。
本記事は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。